『七つの大罪』には、大罪メンバー以外にも、たくさんのキャラクターが登場します。
その中でも、『七つの大罪』の物語に重大な役割を持っているのが、リオネス王国の聖騎士たち。
とくに、聖騎士ギルサンダーは、『七つの大罪』が企てたとされた10年前のリオネス王国転覆事件の時に、父である聖騎士長ザラトラスの命を奪われています。
その仇を取るために『七つの大罪』をずっと追い続けていました。
その過程で、ギルサンダーは、『七つ大罪』メンバーである『怠惰の罪(グリズリー・シン)のキング』と手を組むシーンが見受けられました。
敵同士とされている聖騎士ギルサンダーと『七つの大罪』メンバーのキング(ハーレクイン)は、物語の中で、どのような関係・仲だったのでしょうか?
今回は、七つの大罪メンバーのキング(ハーレクイン)と聖騎士ギルサンダーについて調査してみたいと思います!
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七つの大罪キング(ハーレクイン)と聖騎士ギルサンダーの関係は?
10年前のギルサンダーは、真面目で心優しい少し気の弱い少年でした。
当時、リオネス王国騎士団『七つの大罪』団長のメリオダスとギルサンダーの関係は、剣術を教えてもらうなど親しい関係だったのです。
しかし、リオネス王国転覆事件の時に、当時の聖騎士長だったギルサンダーの父・ザラトラスが『七つの大罪』に命を奪われたのです。
そして、10年後、父の仇を取るために、一層、剣術の腕を磨き、現・聖騎士長に次ぐ実力の持ち主と言われるまでギルサンダーは成長しました。
ただ、ギルサンダーは、任務の為なら、民をも平気で傷つける冷酷な性格へと変わっていたのです。
一方、キング(ハーレクイン)は、かつての仲間である『七つの大罪』メンバーのバンに対して、大きな恨みを持っていました。
10年前のリオネス王国転覆疑惑事件で『七つの大罪』メンバーは散開してしまい、行く当てをなくしたキング(ハーレクイン)は、久しぶりに故郷に戻ります。
そこで目にしたのは、一面の焼け野原…
かつての緑豊かな妖精王の森の姿はありませんでした。
『永遠の命が手に入る』と言われている『生命の泉』を狙い、侵入した盗賊が、泉の守り手の聖女の命を奪い、妖精王の森に火を放った。
しかも、その盗賊が、七つの大罪メンバーのバンであると、キング(ハーレクイン)は知ったのでした。
実は、キングは妖精王ハーレクインであって、泉の守り手の聖女は、キングの妹・エレインだったのです。
こうして、七つの大罪メンバーのバンに恨みを持つキング(ハーレクイン)と、10年前の事件の父の仇として、七つの大罪団長メリオダスを狙うギルサンダー。
共に、『七つの大罪』を狙うという目的が一致したために協力関係になったのでした。
その後、『シ者の都』でキング(ハーレクイン)とバンは、誤解が解け、和解し、あっさりとキング(ハーレクイン)とギルサンダーの協力関係は崩れることになります。
『七つの大罪』メンバーを『シ者の都』まで追ってきた聖騎士ギーラの
「あなたの裏切りは想定内ではありました」
という言葉に、キング(ハーレクイン)は、こう答えます。
「端から王国聖騎士の仲間になったつもりはない」
恨んでいたバンと和解し、リオネスの聖騎士であるギルサンダーに手を貸す必要がなくなったキング(ハーレクイン)は、メリオダス達が苦戦していた聖騎士ギーラを退けて、ピンチを救ってくれるのです。
この一件から、キング(ハーレクイン)と、聖騎士ギルサンダーの協力関係はこうして終わりを告げ、いざという時には、以前と変わらない頼れる『七つの大罪』メンバーに戻ったのです!
ギルサンダーは、キング(ハーレクイン)が、『七つの大罪』に合流したことに懸念を示したりもしますが、あくまで聖騎士団の一員として、振る舞っているように見えたギルサンダー自身も後に、
「端からお前たちの仲間ではないのだから」
という展開になるのですが、それはまた別のお話です。
ギルサンダー自身も最終的には、
『七つの大罪』と共に戦う仲間になる
ということですね。
七つの大罪キング(ハーレクイン)と聖騎士ギルサンダーの仲は?
さて、先程お話したとおり、キング(ハーレクイン)と、聖騎士ギルサンダーの協力関係は消滅したわけですが、以降もギルサンダーと『七つの大罪』メンバーの縁は続くことになります。
キング(ハーレクイン)と、ギルサンダーが顔を合わす機会も、多々あったと思われますが、二人の仲はどのように変化していったのでしょうか?
打倒・七つの大罪!として、協力関係にあった時の二人は、ギルサンダーはキング(ハーレクイン)のことを
「お前」
と呼んでいましたし、一方でキング(ハーレクイン)は、
「信頼?そうゆうことは人間同士でやってくれないか」
と言っていることから、お互いよそよそしい様子で、とても仲が良いとは思えない感じでした。
では、協力関係後は、どのように二人の仲・関係が変わったのでしょうか?
まず、リオネス王国城下町での戦闘時、『七つの大罪』側についたギルサンダーは、キング(ハーレクイン)に対して語尾に
「~です」と口調が丁寧
になっています。
その後、ディアンヌ捜索の際にも、キング(ハーレクイン)の発言に真っ向から意見するギルサンダーが描かれていますが、その際も丁寧な口調は変わりませんでした。
一方、ギルサンダーに対するキング(ハーレクイン)の言動には、以前と特に変わった様子は見えません。
それが普段のキング(ハーレクイン)だと考えると、元々ギルサンダーに対して悪気はないのだと思われます。
これらのことから考えると、キング(ハーレクイン)とギルサンダーの仲は、
特別良くはないけれど、概ね良好
と考えられそうですね。
『七つの大罪』十戒編では、『十戒』に対抗するため、七つの大罪だけでなく、ギルサンダーや聖騎士達も尽力しています。
共通の敵を討つため、これからも、キング(ハーレクイン)とギルサンダーが良い関係を築いてくれることを希望したいです。
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まとめ
七つの大罪・キング(ハーレクイン)と、聖騎士ギルサンダーの当初の関係は、
お互いの利害関係が一致したうえでの協力関係
だということが分かりました。
ですが、キング(ハーレクイン)の目的だったバンへの復讐の理由が勘違いであることがわかり、その協力関係は一旦、消滅します。
その後、リオネスを奪還し、聖騎士ギルサンダーも『七つの大罪』側に力を貸してくれるようになったことで、共に戦う仲間の関係へと変化していくのです。
七つの大罪・キング(ハーレクイン)と、聖騎士ギルサンダー、現在の二人は特別仲が良い訳ではありませんが、仲間として上手くやっているのでは、と思います。
強敵・魔神族『十戒』を打ち破るため、『七つの大罪』メンバーだけでなく、聖騎士ギルサンダーを含めた多くの人々の協力が必要になってきています。
さらにはアニメ『七つの大罪』の新シリーズ(第2期)の制作も決定した『七つの大罪』。
まだまだ楽しみは尽きませんね。